2014年7月31日木曜日

謎は謎のまま、『スイミング・プール』(2003年)。

主人公がシャーロット・ランプリングであることを知り、観た映画。観た当初も現在も不思議な余韻を感じさせてくれる映画だと思いました。





好き嫌いが分かれるかもしれませんが、個人的にはその曖昧さ、謎、そして、二人のヒロインにトキメキを感じました。



『スイミング・プール』概要。
監督 フランソワ・オゾン
原題 Swimming Pool
製作年 2003年
制作国 イギリス・フランス
キャスト シャーロット・ランプリング、リュディヴィーヌ・サニエ

フランソワ・オゾン監督が対照的なふたりの女の駆け引きを描いたサスペンスミステリー。執筆活動中の作家・サラの別荘にひとりの美女が訪ねて来る。最初は彼女を嫌っていたサラだが、次第にその不思議な魅力に惹かれていく。


『スイミング・プール』感想。

観終えてすぐに思うことは・・・

「え?それで終わり?謎はどうなるのー!?」

でしょうか。でも、嫌いじゃありません。この雰囲気。何が真実で何が現実で何が妄想なのか曖昧な雰囲気が。そもそも主人公はベストセラーをとばしたイギリス人作家。妄想ならお手の物のはず。


ジュリーは現実なのか、幻なのか。そして、殺人は実際にあったのか、なかったのか。


全盛期を過ぎたミステリー作家と若くぴちぴちで今が人生の春という風情のお嬢様のバチバチの戦い。笑。女ですから。何歳になっても女ですから、こういう争いをするんですのよー(棒読み)。

フランスのリゾート地で静かに作品を執筆していた作家の生活をかき乱す愛人の娘。娘の自由奔放で性の解放ライフにイライラさせながらも、ついつい覗いてしまう、見てしまう、気配を感じ取ってしまう作家。イライラ・・・でも、彼女の行動に何故かひきつけられてしまう。

そんな作家を『愛の嵐』で一大センセーションを起こしたシャーロット・ランプリングが地味に鮮やかに神経質に大胆に演じております。今回の役で「あ、そうか、ランプリングはイギリス人だったのか!」と思い出しました。なんだかユーロの香りプンプン漂う女優さんなもので。笑

それにしても年月を経てもなお衰えぬ存在感とセクシーさ。

今なお男の目を引き付ける独特の雰囲気を放っておりますね。好きな女優さんです。


そんな大物女優ランプリングに対するはリュディヴィーヌ・サニエ。フランソワ・オゾン作品の常連さん。決して美人という訳ではないのだけれど、在りし日のランプリングに負けるとも劣らぬ脱ぎっぷりの良さと妙な退廃感。


二人の関係性が少しずつ変わっていく様子が見もの。


最後のオチは必要だったのか、必要ではなかったのか。正直に書くと、あのオチというかネタバラシは必要なかったと思うけれど、ランプリングの笑顔が忘れがたい余韻をもたらしました。




 泣ける度 40%。 泣きません(笑)不思議な余韻をもたらす映画。




サラはイギリス人のミステリー作家という設定です。この事実にニヤリとしました。

アガサ・クリスティやドロシー・L・セイヤーズにはじまり、ルース・レンデル、P・D・ジェイムズ、ミネット・ウォルターズ、サラ・ウォーターズなどなど数多の女流作家を生み出したお国柄。

誰をモデルにしているんだろう、とニマニマして眺めてしまいました。wikipediaによると「ルース・レンデル、PD Jamesやパトリシア・ハイスミスを参考にしている」そう。

パトリシア・ハイスミスは思いつかなかったなぁ~なんてことを思いました。パトリシア・ハイスミスはアラン・ドロンの映画『太陽がいっぱい』の原作者として有名ですね。


Amazonで『太陽がいっぱい』をチェックする。


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