2014年6月9日月曜日

僕は僕の夢のためにただひたすらに飛ぶ、『リトル・ダンサー』(2000年)。

この映画は非常に好きな映画です。わたしはバレエ鑑賞も趣味とするので、非常にワクワクして楽しみました。





廃れていく炭鉱の町の片隅で、才能を見出された少年がバレエダンサーになりたい!という夢を掴むまでの過程を丁寧にコミカルに情感たっぷりに描かれています。





『リトル・ダンサー』概要。

1984年、イギリス北部の炭坑町。11歳のビリーは炭坑労働者のパパと兄トニー、おばあちゃんと暮らしていた。ある日、ビリーの通うボクシング教室のホールにバレエ教室が移ってきた。ふとしたことからレッスンに飛び入りしたビリーは、バレエに特別な開放感を覚えるのだった。教室の先生であるウィルキンソン夫人もビリーに特別な才能を見出した。それからというものビリーはバレエに夢中になるのだが……。バレエ・ダンサーを目指す少年の姿を描いたS・ダルドリー監督の長編第1作。

監督 スティーヴン・ダルドリー
原題 BILLY ELLIOT
製作年 2000年
制作国 イギリス
キャスト ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、アダム・クーパー





『リトル・ダンサー』感想。

一種の炭鉱映画になるのでしょうか。イギリスは周期的に炭鉱映画を打ち出してきますね。

少年の夢を追いかけるひたむきさと家族の再生を描いた物語。非常にストレートでピュアな映画。主人公ビリーを演じたジェイミー・ベルがただただひたすらに魅力的。

そして、そんなビリーが理解できない炭鉱の男、男の中の男、頑固おやじを演じた俳優さん、ゲアリー・ルイスがいい味を出していたなぁ・・・。息子を男らしく育てたいと思っているのに、何故、うちの息子がバレエを?と理解できないお父さん。恐らく、炭鉱の町で生まれ育ち、炭鉱で働くことが自然みたいに考えていたお父さんからすると、バレエは理解できない世界だったんだろうなぁ、と思います。

でも、そんな親父が息子のために、息子の夢への思いを知り、自らの信念を曲げようと。 息子の夢のために自らの矜持まで捨てよう、と。そして、息子の笑顔を手に入れることに成功します。

ロンドンにある、名門・ロイヤルバレエ学校への入学試験で怖気づいたビリーが「帰る」と言い出すと「バカ言うな」と押し戻すあの仕草になんだか父の深い愛を感じました。父も怖気づいていたはずですが、それを隠して息子をあえて「獅子は我が子を千尋の谷に突き落と」します。

そして、それから15年後、成長したビリーは父と兄、親友の前で立派に舞台の上で華麗に舞います。

そう、これが僕だ!とばかりに。


夢は押し付けられるものではなく、自ら掴み取るもの。そんな当たり前のことを気づかせてくれる映画です。


登場人物のすべてが魅力的。普通の市井の人たちなんでしょうが、皆、いい人たち。そして、映画の余韻も「良かったね」としか言いようがなく、ただただ安心して観ることが出来る映画だと思います。

そう、5月の爽やかな風のような余韻を残してくれる映画です。




泣ける度 80%。 なんでしょう・・・わたしが失った何かを思い出す。




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