2014年1月6日月曜日

笑ってホロリとくる詐欺師の王様(キング・コン)、『フィリップ、きみを愛してる!』(2010年)。

IQ169を誇る実在の人物、天才詐欺師のスティーヴン・ラッセルの実話を映画化。映画を観ていると「マジ?これ、実話なの?マジ??」と仰け反りそうになりました。




それにしてもキャスティングの妙さ(いい意味でね)。わたしぁ、ジム・キャリーは苦手ですが、今回の彼はドンピシャで妙なハイテンションぶりにも痺れましたことよ。胡散臭い詐欺男にはピッタリなりよ。何よりもユアン!ユアン・マクレガーがかわいいフィリップ・モリスを演じきり、そりゃスティーブンも恋に落ちるわな!とわたしに机をバンバンと叩かせました。

ジェダイの騎士がここまでかわいくなるなんて~

バンバン ←机を叩く音www


この映画は脱獄ものでも、犯罪ものでも、詐欺ものでもなく、ラブストーリーを描いているのです。愛する男のために、そして、愛する男に愛してもらうために不可能を可能にした男、詐欺師の王様(キング・コン)、スティーブン・ラッセル。

そのスティーブン・ラッセルをジム・キャリーがある時は敏腕弁護士、ある時は大企業の幹部と七変化しつつ、ハイテンションでイキイキと演じております。楽しいですなぁ。

愛する妻子と平穏な生活を送っていた警察官のスティーブは、ある日、瀕死の交通事故に遭ったことで人生を見つめ直し、妻に自分がゲイであることを告白して家を出て行く。やがて詐欺で得た金で恋人を満足させるようになったスティーブは、逮捕・収容された刑務所で、フィリップという青年と運命的な恋に落ちる。ジム・キャリーとユアン・マクレガーがゲイのカップルを演じる、実話に基づいたラブストーリー。
監督・脚本グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
原題 I Love You Phillip Morris
製作年 2009年
製作国 フランス
キャスト ジム・キャリー、ユアン・マクレガー、レスリー・マン、ロドリゴ・サントロ
◆オフィシャルサイト http://iloveyou.asmik-ace.co.jp/
◆youtubeで予告編を観る http://youtu.be/yFueJCd49IE

前半はただただもう笑う一方。スティーブンの生い立ち、母に捨てられた過去、敬虔なクリスチャン、よき夫、よき父親、よき警察官。が、交通事故をきっかけに彼はゲイとして生きることを決意します。

そして、ゲイとして理想のライフスタイルを送るには金がかかる、という訳のわからん理屈の元に詐欺師への道、そして、逮捕され、刑務所に収監。そこでユアン・マクレガー演じるフィリップ・モリスと運命の出会いを果たします。そして、出所後、二人の甘い、甘いラブリー生活が。

このあたりまでは本当に楽しくて、楽しくて、ウフフと笑ってしまいます。

ジム・キャリー演じるスティーブン・ラッセルがハイテンションマックスでゲイライフを謳歌し、フィリップとの生活を成り立たせるためにありとあらゆる手段を講じます。いや、もう、その詐欺の手口の見事さ、息を吐くように嘘をつく人というのはこういう人のことを言うのでしょうね、とシミジミと実感しました。

そして、再び逮捕、脱獄。フィリップの前に姿を現します。そして、また逮捕。笑

出会った時から嘘ばかり。
僕らの関係も結局 嘘。
僕は大バカだ。
君も僕を利用しただけ。
守るとか言って、だましてばかりだ。
なのに愛せだって?
どうやって?君が誰かも分からないのに。
君自身分かっていない。 

フィリップの言葉が胸に迫りますね。それに対して、自らの死を偽装して再び脱獄(笑)したスティーブンは・・・

今はただ“君を愛する男”だ。

と、愛するフィリップに告げます。ああ、いいシーンだわ。泣けますよ。しかし、一方で「そうなんけれどね・・・でもね」と言いたくなるのは何故でしょうか。何故なら、彼の愛は一方的なものだから。己の愛されたい,受け入れてほしい、と言う欲望のままに愛し、相手を傷つけているのです。そして、フィリップにはそんなスティーブンを理解できなかったのです。


それにしても、おい、おまえ何回、脱獄してるんだ!?と言いたくなるぜ。そして、最後のオチは笑えたなぁ。笑。で、最後も脱獄かよ!と。


IQ169の天才的頭脳と強い信念(?)があれば、なんでもできるものだ・・・と妙に感心・感動しました。笑えて、それでいて、スティーブンの迷子になっている子供のような途方に暮れた感が涙を誘います。



泣ける度
 60%。
 ただ、ただ、詐欺師の王様の凄さを堪能あれ。






フィリップ・モリスは釈放されたようですが、彼はスティーブンの面会とかいっているのかなぁ。ま、行っても面会は認められないような気がしますがw二人の間にまだ愛があるといいなぁ~なんて思います。


それにしても、スティーブンがやったことはとても褒められたもんじゃないですが、ここまで誰かを愛せるのはある意味、羨ましいです。しつこいですが、それも納得のユアン・マクレガーのいや~んと言いたくなる乙女っぷりでした。わたしにその乙女ぶりを伝授してほしいほど~。


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