2014年1月21日火曜日

幸せはほんの少しのさじ加減、『マーサの幸せレシピ』(2002年)。

恵まれた容姿と類稀な料理の腕を持ち、自立した大人の女性マーサは一方でどうしようもなく不器用な女性。主人公のこの設定からして、構えていたのですが、意外とストーンと胸に迫りました。




仕事はできるけれど、人と関係を築くのが苦手、こういう女性、多くいますよね。かくいうわたしもそうだったかも!?(仕事できる云々は無視あそばせw)マーサのゆっくりとした変化が心地よいです。わたしもこうありたかった、と思わせる何かがありました。



マーサはハンブルクのフランス料理店で女性シェフとして働いている。優れた味覚と腕前を持ちながらも、オーナーからは“街で2番目のシェフ”と評されていた。マーサは、仕事は優秀だが、逆に自ら食事を楽しむこともない。なかなか人に心を開かず休日も一人で過ごし、デートにも出掛けない。だがそんな彼女にも一大転機が訪れる。姉が事故死し、その娘リナをマーサが引き取ることになった。始めは互いにギクシャクしていたが、陽気に人生を楽しむイタリア人シェフ、マリオの出現によって忘れていた心の触れ合いに気付いていく。
監督サンドラ・ネットルベック
原題 Mostly Martha
製作年 2001年
製作国 ドイツ
キャスト マルティナ・ゲデック、セルジオ・カステリット、マクシメ・フェルステ、ジビレ・カノニカ、カーチャ・シュトゥット

自分の腕に自信を持っているマーサは味に難癖をつけられるのが嫌いです。が、そんなマーサに難癖をつけた客がおり、激高したマーサは、テーブルクロスを引き抜いて、料理を床にぶちまけ、店内は騒然とさせます。

経営者の女主人は、ついに堪忍袋の緒を切らせて、「今度、客とトラブルを起こしたら辞めてもらうから!」と激昂します。

そして、マーサに姉の死という不幸が襲い掛かります。そして、店にはマーサの後釜に備えるかのように、陽気なイタリア人ベテランシェフのマリオが登場します。マーサ曰く・・・

厨房にシェフが二人入るのは、まるで車の運転を二人でするよう。

という状況になります。

姉の死、姉の娘との生活、マリオとの衝突、経営者との衝突、職場のギスギス、マーサを追い詰めていきます。


この映画を観て思ったこと。

料理って深いんだなぁ~ってこと。マーサの料理に対する情熱は半端ないです。人間には相当におざなりな感じなのに、料理に対してそそぐ情熱の深さには瞠目されます。普段、以下に自分が料理に対しておざなりなのか反省をさせられます。かといって、対人間に対してそれほど情熱があるわけでもないのですが・・・汗。

マーサが何故、不器用なのかは分かりませんが、想像するに仕事一筋で生きてきた職人気質みたいなものが彼女を支配し、仕事をこなせば、あとは人がついてくる、と思っているのでしょう。そんなマーサが少しずつ、少しずつ仕事から人、そして、人生の喜びへ情熱を向けていくさまはとても微笑ましいです。

あれほど反発していたマリオに心を許していくさまなんか、十代の不器用な少女が心を開いていく過程を描いているようでなんだかニマニマとしてしまいました。特に食事のシーンは官能的でときめきましたわ。


しみじみと人生の幸せを考える映画でした。



泣ける度
 80%。
 不器用な働く女性に捧げる。






マリオを演じたのは『赤いアモーレ』で身勝手な外科医を演じていた俳優さん。


男の身勝手さ、何たる身勝手な男であること、『赤いアモーレ』(2004年)。


『赤いアモーレ』ではペネロペ・クルスを振り回し、結果として彼女に幸福と不幸を与えた男を演じていましたが、この『マーサの幸せレシピ』ではマーサに喜びと笑いを教ええう男を華麗に演じていましたね。


amazonで『マーサの幸せレシピ』をチェックする。


ハリウッドでもリメイクされましたね。キャサリン・ゼタ=ジョーンズがマーサを演じていました。そちらも見ましたが、それはそれでかなり良かったように思います。


新品価格
¥918から
(2014/1/21 09:55時点)



0 件のコメント:

コメントを投稿

映画の話を共にしませんか?コメントをいただけましたら管理人は飛び上がって喜びます。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...