2014年1月11日土曜日

悲恋映画の方程式がすべて詰まった、『ある愛の詩』(1970年)。

富豪の息子と庶民の娘という身分違いの恋。加えて娘は白血病でこの世を去ることに・・・ああ、これぞ王道の悲恋もの、という感じ。




有名なセリフ「愛とは決して後悔しないこと」という言葉ともに忘れがたい映画です。高校時代ぐらいに観ましたが、今でも鮮烈に映画のシーンを思い浮かべることができます。スケートリンクでのデートには憧れました。

これ以上ないほど王道のラブストーリー。誰がなんといおうともこれが王道のラブストーリー。しつこいですが、悲恋のラブストーリーといえば、これ『ある愛の詩』。


名家の四世、オリバーとイタリア移民の娘、ジェニーという余りにも身の上の違う2人の切ないロマンスを描いた不朽の恋愛映画。彼らは次第に惹かれ合い父の反対を押し切ったオリバーは、ハーバードの法律学校へ入る少し前にジェニーと結婚。送金は中止されるが、学費や生活費の為にジェニーは働き、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。そしてオリバーは優秀な成績で卒業し、法律事務所へ勤めるため、2人はニューヨークへ移るのだったが……。
監督アーサー・ヒラー
原題 Love Story
製作年 1970年
製作国 アメリカ
キャスト アリ・マッグロー、ライアン・オニール、レイ・ミランド、キャサリン・バルフォー、ジョン・マーレイ

ライアン・オニールは巻き毛クルクルのボンボンをスマートに演じており、胸キュンキュンしました。対するアリ・マッグローは真っ黒のストレートの髪に、なんだかいい感じでの素朴さがあったなぁ、なんて思い出します。

二人ともそれなりに時代を感じさせるファッションなのですが、古臭く見えない。かわいい、かわいい、と叫びたくなります。笑


十代の多感な少女時代にはこの映画は罪な映画です。

愛とはこういうもの。実らないもの。そして、至高のもの。互いに相手のために自らを犠牲にするもの。

とにかくうっとりとする要素たっぷりでした。悲恋物、間違いなく悲恋物で、最後は滂沱の涙なのですが、それ以上に主役二人が互いに相手を愛し、相手をもとめ、相手を受け入れ、そして死がわかつまでに共に同じ時間を共有。それが愛・・・ウルウル。


最近、設定だけ同様の安っぽい恋愛映画を良く見かけますが、それらとは一線を画しています。是非、是非、若いうちに観てもらいたなぁ、とおばちゃんは思うわけですよ。


続編も映像化されたようですが、やはり死をもって分かれた二人の話はこのままで留めておきたいと思います。

本当にこれぞ、王道のラブストーリー。



泣ける度
 90%。
 ああ、これぞ王道の悲恋。





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この映画でライアン・オニールが演じたオリバー・バーレット四世はいわゆるWASP階級にあたるようです。

アメリカ合衆国における白人エリート支配層の保守派を指す造語。

このWASPを風刺して映画や小説は多々あります。個人的にはネルソン・デミルの小説『ゴールド・コースト』が忘れがたい印象を残しています。主人公一族が青い血(イギリス貴族の血筋)をひくWASP階級です。amazonから以下のあらすじを転記しておきます。

わたしはジョン・サッター、善良なる市民にして有能なる弁護士、そしてワスプの代表選手。妻は美しく知的で、ときに適度の淫蕩性も発揮する。ワスプ最後の牙城と目される超弩級の高級別荘地、このゴールド・コーストに邸宅を構え、乗馬に園芸にヨット遊びに日を送る。ところがある日、隣家に越してきたのがマフィアのドン…。

この超弩級の高級別荘地と言う言葉は文字通り、超弩級の高級別荘地なのです。その凄さ、そのゴージャスさ、そのデカダン、是非、小説でお楽しみあれ。

そして、主人公のジョン・サッターも典型的なWASPだと思いますが、それ以上に彼の妻、スーザンとその両親にそうか、これがWASPの生き様か、と妙に感銘をうけました。

そうか、これがWASP的価値観なら、オリバーの両親は確かにジェニーを認めないだろう、と思いました。また、ジェニーもオリバーの世界には飛び込んでも、遠からず生活は破綻していたでしょう。それほど生活が庶民とはかけ離れています。


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