2013年12月11日水曜日

じんわりと余韻にひたる、『博士の愛した数式』(2005年)。


これは原作も良かったですね。わたしはまず原作 → 映画と流れましたが、いずれも非常に満足をしました。




語らない、語られないからこそ、思いを馳せる過去。博士と未亡人の許されぬ恋を勝手に色々と妄想しております。未亡人を演じた浅丘ルリ子はステキでした。




概ね、原作に忠実ですが、大人になったルートが全編に登場してきますが、これがちょっと邪魔だったような・・・そんな解説、いらないよ、と思っちゃいました。

「阿弥陀堂だより」「雨あがる」の小泉堯史監督、寺尾聰主演で小川洋子の同名小説を映画化。家政婦として働くシングル・マザーの杏子が、今度お世話をすることになったのは、ケンブリッジ大学で数学を学んでいたが、交通事故の後遺症で記憶が80分しかもたなくなってしまった老博士。杏子とその息子は博士の人柄と、彼の語る数式の美しさに魅了され、3人は次第にうち解けていくが、やがて博士の痛ましい過去が明らかになっていく。
監督・脚本小泉堯史
製作年 2005年
製作国 日本
キャスト 寺尾聰、深津絵里、齋藤隆成、吉岡秀隆、浅丘ルリ子
◆公式サイト http://www.hakase-movie.com/
◆youtubeで http://youtu.be/uG0U0iT9y1A

わたしは昔から数学の美を語れる人を羨ましく眺めてきました。いたって凡人のわたしには理解できない世界。数学の美を、公式の美を語る人の頭の中はどのようになっているのだろう!と興味が尽きません。が、きっと凡人のわたしは永遠に理解できないでしょう。苦笑。

この映画では博士とルートが数学の美を語ってくれます。

が、半分理解して、半分理解していないような状況ですが、それでも、好きなもの=この場合、数学を語る佇まいにはうっとりとします。笑。主人もそうですが、わたしは理系男が大好きなんです。わたしには理解できない知的な世界を語れることのできる男ってそれだけで萌えませんか?


さて、映画『博士の愛した数式』。


80分しか記憶が持たない博士と家政婦親子の交流物語。いずれも何かしらの孤独を感じさせる設定です。物語としてはそんなに大きなドラマが起こるわけでもなく、ただ淡々と日常生活が過ぎていきます。そこにちょっと変わったスパイスがかかっている、という感じでしょうか。

号泣はしません。

でも、観終えた後、なんだか心がほっこりとするのです。そして、小川洋子さんの原作が持つステキな雰囲気を壊さないで作ってくれてありがとう、と言いたいです。


それにしてもわたしも子供の頃に博士に出会いたかった!

そうすればもっと数学を愛せたかもしれない、とどうでもいい後悔をしてしまいました。


個人的にはやはり未亡人と博士の若き日の許されぬ恋の有様を垣間見たい!とウズウズして仕方がありませんw



泣ける度
 50%。
 じんわりじんわり。





数学者の本は数多ありますが、『放浪の天才数学者エルデシュ』なんかかなりオススメです。


古びたカバンには替えの下着とノートのみ。世界中を放浪しながら、一日19時間の数学三昧! 史上最高の頭脳をもつ宇宙一おかしな男の、抱腹絶倒の生涯をたどる。

そうか、天才というのは変人なんだ、ということを教えてくれました。わたしはかなり好きな本です。ちなみにハードカバーで所持しております。笑。わたしがいかに理系男を愛するか分かりますか?

今、知りましたが、エルデシュは『博士の愛した数式』のエキセントリックな博士のモデルにもなったそう!!!!!




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