2013年12月14日土曜日

国家の戦争、指揮官の戦争、兵士の戦争『ブラックホーク・ダウン』(2001年)。

さて、1993年10月3日の米軍によるソマリア侵攻の失敗を描いた作品。米軍の最新鋭ヘリ、ブラックホークの墜落により1時間で終わる作戦に狂いが生じてしまった15時間を描いています。






この映画を初めて観たとき、頭の中が真っ白になりました。そうか、これが戦争なのか、と思いました。それにしても登場人物が多すぎ、また、ずーっと戦闘シーンで初見では何がなんだかで終わってしまいました。



ジェリー・ブラッカイマー製作、リドリー・スコット監督で贈る、1993年のソマリア紛争の真実を描いた戦争アクション大作。アメリカ兵士たちの15時間に及ぶ壮絶な市街戦の模様を描く。
監督リドリー・スコット
原題 Black Hawk Down
製作年 2001年
製作国 アメリカ
◆youtubeで予告編を観る http://youtu.be/gOfqGDpAt1E
治安が世界最悪の国、ソマリアの内戦を分かりやすく説明


感想。

戦争って・・・唖然。


この映画を観ると慄きます。そのあまりのリアルさに慄きました。とはいえ、実在の戦場を知らないわたしが感じるリアルに比べると実在の戦場はより過酷で苛烈で激しいものだと思いますが。。。


そして、観終えた後、ぐったりとします。


ひたすら続く戦闘シーン、ひたすら続く怯え、ひたすら続く目を背けたくなるシーンの連続。正直、観ているのが辛くなります。この映画を観ていると、ついついアメリカ兵を応援してしまいました。そうだ、アイディード将軍を倒せ!と思いました。

でも、ソマリアの人にとってはどうだったのだろうか?

アイディード将軍が殺されたら、ソマリアの人たちが米国流民主主義万歳というとでも?いや、言わないだろう。アメリカは新たな敵になるのでしょう。争いは争いを呼び、悲劇の連鎖は止まらないでしょう。


「Black Hawk」とはイリノイ州のアメリカ先住民族であり、ソーク族を率いた勇猛な酋長の渾名。


ちなみにジョシュ・ハーットネットの焦燥感にうるっときて、デルタ・フォースの兵を演じていたエリック・バナに痺れました。


他にも色々と書きたいことがあるのですが、うまくまとめられそうにありません。後日、色々と書き直しをすると思います。


ちなみにこの映画の舞台は1993年。現在のソマリアはどうなっているのか、と気になり、外務省のHPに飛びました。(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=110


全土:「退避を勧告します。渡航は延期してください。」(継続)

1.概況
(1)2012年11月,ソマリアでは過去21年で初めて統一政府が樹立され,国の平和と安定に向けた好機が訪れている一方,中南部を中心に未だイスラム武装組織「アル・シャバーブ(AS)」の影響下に置かれている場所もあります。政府・アフリカ連合ソマリアミッション(AMISOM)軍との戦闘が継続しており,さらに,都市部ではASのテロ活動が頻発し,国内治安状況は依然深刻な状況が続いています。なお,ASは国際テロ組織アル・カーイダへの統合を発表しています。
(2)治安面では,エチオピア軍やAMISOM軍の支援を得て,バイドア,アフゴイ,マルカ等中南部地域主要都市の解放が続き,2012年9月末にはAS最大の拠点であった港町キスマヨが解放されました。その一方で,依然,軍閥支配に戻ったり,AS離脱兵士が社会の不安定要因になるなどの問題が存在しています。
(3)外国人に対する殺傷事件,誘拐事件がソマリア全土で発生しています。これを受け,米英等の主要各国はいずれも如何なる渡航も差し控えるよう勧告を発出しています。


つくづく・・・民族紛争は宗教紛争と並んで解決の糸口を見つけ出すのが難しいですね。

どうしようもない、生まれながらに決定づけられたもので争うことの愚かさ、悲しさ、悔しさ。

ソマリアに住む女性・子供に安らぎが訪れることを本当に心の底から願ってやみません。また、今尚、紛争地域に住むことを余儀なくされている数多の女性・子供に一刻も早い安定と安寧を。

ただただ祈ります。



泣ける度
 40%。
 胸が痛い。



デルタフォース(英: Delta Force)とは第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊(英: 1st Special Forces Operational Detachment Delta/略称:1st SFOD-D)の通称であり、主に対テロ作戦を遂行するアメリカ陸軍の特殊部隊である。なおアメリカ政府は公式にはデルタフォースの存在を認めていない。




2 件のコメント:

  1. 『Black Hawk Down』を調べていてこちらにたどり着きました。

    「治安が世界最悪の国、ソマリアの内戦を分かりやすく説明」参考になりました。「外務省のHP」の部分も現状を知る上で参考になります。

    >ソマリアに住む女性・子供に安らぎが訪れることを本当に心の底から願ってやみません。また、今尚、紛争地域に住むことを余儀なくされている数多の女性・子供に一刻も早い安定と安寧を。ただただ祈ります。

    確かに映画のなかではソマリアの女性や子供がどんな生活を送っているかは、ほとんど描かれていなかったですね。「祈り」。大切ですね。

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    返信
    1. 日本から遠く離れた地、ソマリア。理解するには理解しようという意識が大切ですね。
      本当にあの紛争の地で女性や子供がどのように生きているのか・・・それを考えると心が暗くなります。
      平和が訪れるといいのですが・・・本当に。
      コメントありがとうございました。

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